資料館
表紙page
   

「人形の種類」
へ移動する


  

駒蔵
    
万芳
    
利貞
    

鳴州
        
卯之助
      
近蔵
     
源兵衛
      
善平
      

福山
佐兵衛
      
初代
巳之助
      
大江
常右衛門
      

大江順
     
原田増太
     
阿波人形の
艶の良さは
この人から

人形富
     

二代 面光義光
       
人形忠
(デコ忠)
        

人形友
      
人形泉
     
来太
     
阿波人形を
大型化
した人
天狗久
     

天狗弁
    
天狗要
(2世
天狗久)
      
天狗治
(3世
天狗久)
         
2代
巳之助
栄吉
       
3代
巳之助
栄松
    

「人形の種類」
へ移動する
      

 
■二代 面光義光■

二代面光義光
十郎兵衛頭
(明治初年作 内に焼印あり)
 

 面光は伊予の人形師で初代以降、5代の継承がある。初代面光は面師であったが、二代面光義光は人形浄瑠璃芝居にもちいられる木偶製作に熱情を捧げた。

 松山市出身で天保2年(1831)生まれ、明治23年(1890)没。59歳。

 人形の持つ宿命を頭に強く持って製作したため、非常に個性の強い名作が多いが、現存するものは極めて少なく愛媛県内においてもほとんど見かけない。

 この十郎兵衛も阿波の人形師には見られない造形にて、十郎兵衛の気質を余すところなく表現した傑作である。


(『松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館 図録 ―人形浄瑠璃関係資料―』の中西仁智雄氏の解説に一部修正)

 
 
 
 
 
 

 

 

 
 
 

 

  



   
(C)2003年 松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館