阿波人形の 種類と人形師
角目 丸目 寄年 女形 ちゃり 別頭
駒蔵
万芳
利貞
鳴州
卯之助
近蔵
源兵衛
善平
福山佐兵衛
初代巳之助
大江常右衛門
大江順
原田増太
人形富
二代面光義光
人形忠(デコ忠)
人形友
人形泉
来太
天狗久
天狗弁
天狗要 (2世天狗久)
天狗治 (3世天狗久)
2代巳之助
栄吉
3代
巳之助
栄松
人形浄瑠璃芝居の魅力のひとつに、頭(かしら)のすばらしさがあります。能面と違い、目・口・眉などが動くため、観客に強烈な印象を与えることができます。手足や衣裳は、頭に合わせてつくられます。
役柄や性格を明確に示す必要があるため、時に頭の表情は、どうしても大げさで極端なものになってきます。この点に注目して、人形の頭の種類を説明します。
現在、人形浄瑠璃芝居に使用される頭の大半は、阿波(徳島県)に関係ある人形師の作品であると言われています。阿波は、多くの優れた人形師を輩出してきたのです。永年、大阪の文楽座で人形細工人をつとめた大江巳之助氏も、阿波(徳島県鳴門市)の人でした。
現存作者を除く阿波の人形師を、おおよその年代順に紹介しましょう。